OECD:CCAP-SIAP/ITAP翻訳文書

• 概要
• 翻訳文書の公開方法の変更
• SIAP/ITAP翻訳文書一覧表

概要　OECD:初期評価プロファイルの公開について

1992年にUNCED（国連環境開発会議）で、「アジェンダ21」が合意されました。

アジェンダ21第19章「有害かつ危険な製品の不法な国際取り引きの防止を含む有害化学物質の環境上適正な管理」は「環境に健全な有害化学品管理」に関して6つの計画をあげており、その中には化学物質のハザード評価、リスク評価、リスク管理の活動が含まれています。

OECDでは、1987年の閣僚会議の決定に基づき、HPV（高生産量物質）について加盟各国の政府と企業で分担してハザードデータ、ばく露データを収集し、初期リスク評価のためのSIDS（スクリーニング用データセット）プログラムを実施してきました。しかし、国によりばく露条件に違いがあり、SIAMで採択された勧告内容がスポンサー国以外の加盟各国に必ずしもあてはまらない場合があることから、1998年にSIDSプログラムはハザードアセスメントのためのプログラムとして位置付けし直されました。HPV Programeは、読み取り法、QSARなどの新しく開発された手法を取り入れ、また各国の国内プログラムにおける安全性評価のための体制を整え、更に対象をnon-HPVにも広げ、2011年秋にCooperative Chemical Assessment Programme（共同化学品アセスメントプログラム）へと改められました。

弊センターではこの間、OECDより翻訳の許諾を受け、会員向け情報誌に、SIAP（SIDS Initial Assessment Profile）、ITAP（Initial Targeted Assessment Profile）の日本語訳を順次掲載してきました。国際的な協力の下で、化学物質の環境影響等を評価した文書であり、意義があると判断し、今後も順次、追加掲載していきます。

翻訳文書の公開方法の変更（2017年6月より）

JETOCでは、HP上でSIAP及びITAPの翻訳を順次、無料で公開してきましたが、一部の海外サイトにおいて、公開翻訳をファイルごとそのデータベース内に取り込み、別途公開していることが判明しました。JETOCが公開している翻訳に関しては、OECDにおけるSIAP/ITAPの改変への対応を含めた更新を実施していることもあり、旧来のファイルがインターネット上にあることは好ましくないと判断しました。そこで、2017年6月より翻訳文の公開方法を変更し、今までどおり翻訳文を閲覧することは可能ですが、ファイルのダウンロード及びテキストのコピーを不可としました。

公開している翻訳文を印刷したい場合は、お手数ですが、以下の「翻訳文の入手方法」より、お申し込みください。電子ファイルを提供させていただきます。

翻訳文については、OECDの監修は受けておらず、弊センターに責任があります。訳語等にお気付きの点がありましたらセンター宛にご連絡ください。また、現在リンクしている原文（英語）は更新され、翻訳文と異なっているものもあります。ご注意下さい。使用される際は、利用者の責任の下でお願いします。

尚、翻訳文について、弊センターは二次著作権を有します。

翻訳文の入手方法

SIAP/ITAP翻訳文書一覧表

原文はOECDのwebサイトでCAS No.検索して下さい
https://hpvchemicals.oecd.org/ui/search.aspx