欧州委員会(EC)及び欧州化学品庁(ECHA)の化学物質関連会議の動向

概要

情報Bでは、各国規制の先取りといった観点で、安全管理や規制対応に役立つ情報を収集し、会員の皆様にお届けしています。
2024年10月号より、特定の化学物質に限らず化学物質管理の動向を時間軸でとらえるという観点から、新たな切り口での取り組みとして-欧州委員会(EC)及び欧州化学品庁(ECHA)の化学物質関連会議の動向-と題した新連載記事を試行いたします。
欧州及び米国は、グローバルで化学物質の管理をリードし、その動向をモニタリングする上で注目すべき国・地域であると考えます。特に、欧州は厳格な規制を導入する一方で、例えば内分泌かく乱物質(ED)、難分解性、生物蓄積性及び毒性(PBT)、並びに難分解性、移動性及び毒性(PMT)クライテリアの、化学品の分類及び表示に関する世界調和システム(GHS)への導入提案の動きに見られるように、欧州の基準が世界基準となる可能性があります。
このような状況の下、EC及びECHAを支援する専門家委員会及び専門家グループ等の化学物質関連会議をモニタリングし、その情報をお知らせすることは欧州の規制動向を把握する上で重要であると考えます。

モニタリング対象とするEC及びECHAの会議一覧

1. 欧州委員会(EC) REACH及びCLP規則の所管当局(CARACAL)
2. 欧州委員会(EC) 1物質1アセスメント(1S1A)に関する専門家作業部会
3. 欧州化学品庁(ECHA) 加盟国専門委員会(MSC)
4. 欧州化学品庁(ECHA) リスクアセスメント専門委員会(RAC)
5. 欧州化学品庁(ECHA) 社会経済分析専門委員会(SEAC)
6. 欧州化学品庁(ECHA) 内分泌かく乱物質専門家グループ(EDEG)
7. 欧州化学品庁(ECHA) PBT(難分解性、生物蓄積性及び毒性)専門家グループ
8. 欧州化学品庁(ECHA) ナノ材料専門家グループ(NMEG)
9. 欧州委員会(EC) 残留性有機汚染物質(POPs)に関する欧州議会及び理事会規則(EU) 2019/1021 の所管当局専門家グループ

(a, b, c会員限定公開)

一覧
2024年から

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