セミナーのご案内

第102回講演会　（１）メキシコ及びラテンアメリカにおける化学品規制の最新動向　（２）化学品業界におけるデジタルトランスフォーメーションとAIの活用【終了しました】

　本講演会では、第1部で「メキシコ及びラテンアメリカにおける化学品規制の最新動向」について、第2部で「化学品業界におけるデジタルトランスフォーメーションとAIの活用」についてご案内します。

第１部：「メキシコ及びラテンアメリカにおける化学品規制の最新動向」
　世界中で化学品に関する法規制の整備が進んでいる中、メキシコ及びラテンアメリカにおいても、化学産業は経済発展の要であり、農業、製薬、製造業などさまざまな分野で革新と成長を推進しています。化学産業を取り巻く化学品規制は各国ごとに変化に富んでおり、常に動向に注目し、遅滞なく対応を必要とする課題となります。本セミナーは、メキシコ及びラテンアメリカの最新の化学品規制の動向について解説し、知識を深め、規制遵守を強化して持続可能な化学物質管理を促進するための基礎として開催いたします。
　本セミナーの目的は、メキシコとラテンアメリカで工業化学品業務に携わる方々、化学品規制を担当する方々、またステークホルダーの方々向けに、化学物質の分類及び表示に関する世界調和システム (GHS) の導入、有害物質管理の戦略、及び化学物質管理フレームワークの導入についての情報を提供し、メキシコとラテンアメリカの現在及び将来の規制要件に継続的に準拠するための知見を提供することです。
　化学品規制のダイナミックな世界で先頭に立ち、メキシコとラテンアメリカでの化学産業の安全で持続可能な成長のために、本セミナーへのご参加をお待ちしております。

講演の内容については、以下の国に焦点をあてた解説を予定しています。

〇チリ：
　・Decree 57/2021、GHSに従った有害化学物質及び混合物の分類及び表示、と化学物質の通知に
　　関する規制
〇コロンビア：
　・化学物質管理Decree 1630/2021による工業用化学物質の登録の管理
〇ペルー：
　・Decree第1570 号、化学物質の包括的管理の枠組み及びGHSの採用と新しい化学物質登録システム
　　の枠組み (2024 年7月24日発行、現在パブリックコンサルテーション中)。
〇ブラジル：
　・PL 6120/201、国内で製造または輸入される化学物質に関する物質情報のデータベースを統合する
　　ことを目的とした、化学物質のインベントリ作成
〇メキシコ：
　・化学物質の国家インベントリと、有毒化学物質および/または有害化学物質の輸入に関する規制要件
〇アルゼンチン：
　・規制、制限、禁止されている化学物質と製品のリスト、および検討中の規制案
〇コスタリカ：
　・製造、輸入、流通される有害化学製品の登録、輸入、管理手順を規定する規則

また上記以外のラテンアメリカ諸国、メルコスール(MERCOSUR) やアンデス共同体によって規定されている化学物質規制についても簡単に説明する予定です。

第２部：「化学品業界におけるデジタルトランスフォーメーションとAIの活用」
　本セミナーでは、3EのCTOであり、AI会社の共同創設者でもあるMarcus Daleyが、化学品業界におけるデジタルトランスフォーメーションの最新トレンドとベストプラクティスについてご紹介し、さらに最新のAIテクノロジーの活用について解説します。

　第1パートでは、化学品業界において高度なデジタル技術を活用することで、日々のオペレーション効率の改善や製品開発の促進、従業員の定着率の向上から生産性や顧客エンゲージメントの強化まで、3Eでの取り組み例を始め、その他化学品業界の事例なども詳しく見ていきます。

　第2パートでは、特にAI技術に焦点を当て、化学品業界内において生産プロセスの最適化や予防的メンテナンスの実施、従業員の安全性確保や従業員のトレーニング、ロボット運用やサプライチェーン管理の強化まで、AIソリューションがどのように使用されているかを詳しくご紹介していきます。こちらでも3Eでの最新の取り組みやその他化学品業界の具体的な事例を交えながらご案内していきます。

　本セミナーは、デジタルトランスフォーメーションやAIソリューションを化学品業界や化学規制の管理においてどのように適用できるかを学びたいと考えている方を対象としています。

セミナー概要

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