第79回 基礎講座 韓国 化学品規制の初歩
2023年7月発行
資料内容
新しく韓国の担当者となる皆様に最低限知って戴きたい化学物質管理規制の基礎知識を学習するセミナーです。韓国における化学物質管理を新たに担当する方、未経験の方、新たに指導する立場になられた方、今一度韓国法規の最近情況をおさらいしたい方などを対象に少人数(30人)で実施します。わからないままに説明が進むということがないようにセクション毎に質疑応答の時間を十分に取りながら説明していきます。
韓国には、化学物質管理法に基づく他国にはない独自の「化学物質確認制度」というものがあります。これは、サンプルであろうとなんであろうと既存又は新規化学物質を問わず化学品を初めて韓国に輸出する時に行わなければなりません。その際、国外製造者はLOC(Letter of Confirmation)という確認書を用意しなければならず、今回はLOCの作成方法に特化して2021年1月1日に改正されている最新の届出書式を用いて説明します。
MSDSについても、産安法の改正により化学物質の製造・輸入者は製造・輸入前に雇用労働部長官が構築した電算システムを通じてMSDSの構成要素の全てを基本とした内容を提出することになりました。その際、営業秘密として化学物質の名称及び含有量を記載しない者は雇用労働部長官の承認を受けてその化学物質の名称及び含有量を代替できる内容でMSDSに記載するようにしなければなりません。
この度は、新規化学物質への対応と既存化学物質の管理、MSDS・分類表示を中心に「化学物質の登録及び評価等に関する法律」、「産業安全保健法」、「化学物質管理法」、「生活化学製品及び殺生物剤安全管理法」の4法を紹介致します。
一方、各種届出・申請等の詳細についての説明は割愛しますのでご了承下さい。
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