特別資料No.558　米国　OSHA ハザードコミュニケーションスタンダード（HCS）（第2版）

2024年12月発行（会員価格17,600：非会員価格44,000）A4版　日本語／英語　324頁　

資料内容

　米国の『ハザードコミュニケーションスタンダード（HCS；Hazard Communication Standard）』は、危険有害性化学品を取り扱う米国内の作業場において、その化学品にばく露されるおそれのある労働者の保護を目的として、労働省労働安全衛生局（OSHA；Occupational Safety and Health Administration）により労働安全衛生法（OSHAct；Occupational Safety and Health Act）に基づいて1983年11月25日に制定され（48 FR 53280 1983.11.25）、その後もいくつかの修正がなされた。
　その後、OSHAは2012年3月26日、『化学品の分類及び表示に関する世界調和システム（GHS；Globally Harmonized System of Classification and Labeling of Chemicals）』改訂3版に準拠させる最終規則（77 FR 17574 2012.3.26）を公布し、GHSに適合したHCSを誕生させた。
　更に、OSHAは2024年5月20日、主にGHS改訂7版（一部GHS改訂8版）に準拠させる最終規則（89 FR 44144 2024.5.20）を公布し、従来のHCSを改正した。この最終規則が公布されるまで、2021年2月16日の提案規則（86 FR 9576 2021.2.16）の公表から、3年以上の月日を要している。また、2024年10月9日に、上記最終規則中の誤りの訂正及び技術的な修正のため最終規則（89 FR 81829 2024.10.9）を公布した。
　なお、2023年1月4日に、カナダが米国HCSに先んじて、GHS改訂7版に準拠した危険有害性製品規則（HPR；Hazardous Product Regulation）を公布している。

　JETOCでは、1983年のHCSの制定以降、その改正が行われる度に特別資料を発行してきた。今回は、主にGHS改訂7版に準拠したHCSに対して、特別資料No.558「米国OSHA　ハザードコミュニケーションスタンダード（HCS）（第2版）」を発行するものである。本資料は、以下の内容を掲載している。
　・改正されたHCSの全文（§1910.1200）
　・HCSとともに連邦規則集第29巻（29 CFR）に収載されている、毒性及び危険有害性物質のリスト（§1910.1000～§1910.1096）
　・OSHAが公開している、HCSに関する2つのQ&A

　本資料が、化学物質及び混合物を米国製造、又は、米国に輸出する企業にとって役立てば幸いである。