特別資料No.552 米国 TSCA下位規則集 (インベントリー届出要件、リスク評価のための優先度付け手続、リスク評価手続)(第2版)

2024年8月発行(会員価格11,000:非会員価格27,500) A4版 日本語/英語 74頁

資料内容

 米国における「有害物質規制法」(TSCA: Toxic Substances Control Act)は1976年10月11日に制定(1977年1月1日に公布)されて以来、約40年間大幅な改正は行われなかった。しかし、2016年6月22日、第114議会にて提出された改正法案「Frank R. Lautenberg Chemical Safety for the 21st Century Act」(H.R.2576)にオバマ元大統領がサインし、正式に改正法が成立、同日発効した。
 「Frank R. Lautenberg Chemical Safety for the 21st Century Act」(以下、LCSAと略す)は、旧TSCAにおける様々な問題に対処するため、執行当局であるEPAの権限が強化され、情報要件の厳格化等が盛り込まれているが、それと同時に活動を遂行する多くの期限付きの責任をEPAに課している。その中でも第8条に基づくインベントリー届出、第6条に基づくリスク評価に関する規則は、LCSAの施行後1年以内(2017年6月22日まで)に制定することが規定されている。
 EPAは、法的期限である2017年6月22日に上記3規則の最終規則を事前公表版としてウェブサイト上に公表した。正式版については、「リスク評価のための優先度付け手続」及び「リスク評価手続」が2017年7月20日、「インベントリー届出要件」が2017年8月11日に連邦公報に公表された。JETOCでは、正式版の公表に伴い、これらの最終規則を翻訳した特別資料No.430「米国TSCA下位規則集(インベントリー届出要件、リスク評価のための優先度付け手続、リスク評価手続規則)」を発行した。
 その後、2024年5月にリスク評価手続規則が全面的に改訂され、公表された。TSCAに基づくリスク評価の目的は、コスト又はリスク以外の要因を考慮することなく、ある化学物質が、使用条件下で、EPAによりリスク評価に関連すると特定された潜在的ばく露のおそれのある又は感受性の高い亜集団に対する不当なリスクを含め、健康又は環境を損なう不当なリスクをもたらすかどうかを決定することである。法条文及び適用される判決との整合性を高め、2016年TSCA改正の発効に続いてリスク評価プログラムを実施したEPAの経験を反映させ、及びEPAの手続規則を更に改正する必要なくリスク評価手順において将来の科学的進歩の考慮が可能になるように、EPAは、このようなリスク評価を実施するための手続枠組み規則を再検討し、当該枠組みの特定の側面を修正している。
 本資料は2024年7月に発効となったリスク評価手続規則を全訳して、特別資料No.552 「米国 TSCA下位規則集(インベントリー届出要件、リスク評価のための優先度付け手続、リスク評価手続)(第2版)」」として発行したものである。
 また、特別資料No.413「米国 有害物質規制法(Toxic Substances Control Act)(第2版)」も必要に応じて参照されたい。
 本特別資料が米国での化学品事業に関係する方々に役立てば幸いである。なお、翻訳にはできるだけ注意を払っているが、疑問がある場合は原文で確認し、必要に応じ当局に問合せ頂きたい。

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