特別資料No.535 EU 物質及び混合物の分類、表示及び包装(CLP)に関する欧州議会及び理事会規則(EC) No 1272/2008―付属書I、II―(第6版)
資料内容 2023年5月発行(会員価格13,000:非会員価格32,500)
EUにおける分類、表示及び包装に関する法規としては、物質については指令67/548/EEC(危険物質指令)、調剤については指令1999/45/EC(危険調剤指令)、分類・表示インベントリーについては規則(EC) No 1907/2006(REACH規則)が定められてきた。2008年12月31日に公表され、2009年1月20日に発効した「物質及び混合物の分類、表示及び包装に関する規則(EC) No 1272/2008(CLP規則)」は、これらの法規を1つに統合したものである。更にCLP規則は、「化学品の分類及び表示の世界調和システム(GHS)」に基づいて国際的に合意された分類クライテリア及び表示規則を取り込み、かつ既存のEU法規の施行による経験をも踏まえた、GHSにはない現行のハザードクラス並びに表示及び包装に関する規定を織り込んだものである。
CLP規則は、2017年に追加された付属書VIIIを含めて、現在、以下の8つの付属書から成っている。
・ 付属書I「有害性物質及び混合物の分類並びに表示」
・ 付属書II「ある種の物質及び混合物の表示並びに包装についての特別規定」
・ 付属書III「ハザードステートメント、補足ハザード情報及び補足ラベル要素」
・ 付属書IV「予防ステートメントのリスト」
・ 付属書V「ハザード絵表示」
・ 付属書VI「ある種の有害性物質に対する調和化された分類及び表示」
・ 付属書VII「指令67/548/EECに基づく分類からこの規則に基づく分類への変換表」
・ 付属書VIII「緊急の健康対応及び予防措置に関する調和化された情報」
JETOCでは、これら付属書の修正規則公布に対応して随時全面改訂を行い、直近の特別資料No.474「CLP付属書I、II(第5版)」及び特別資料No.495「CLP付属書III、IV、V、VI、VII、VIII(第6版)」を、それぞれ2020年2月及び2021年1月に発行した。
その後、CLP付属書I及びIIに関する修正規則については、2020年2月に欧州委員会規則(EU) No 2020/217(付属書II、III、VIの追加及び修正)及び2023年3月に欧州委員会規則(EU) No 2023/707(付属書I、II、III及びVIの追加及び修正)が公布され、特に付属書Iでは、①ヒトに対する内分泌かく乱、②環境に対する内分泌かく乱、③PBT、④vPvB、⑤PMT、⑥vPvMの6つの新しいハザードクラス及びクライテリアが追加され、2023年4月20日に発効している。
本特別資料No.535「EU 物質及び混合物の分類、表示及び包装(CLP)に関する規則(EC) No 1272/2008-付属書I、II-(第6版)」は、この新たなハザードを追加する欧州委員会規則(EU) No 2023/707等の付属書I及びIIのこれまでの修正事項を反映させて、特別資料No.474「CLP付属書I、II(第5版)」を全面改訂したものである。
CLP規則全体は、本特別資料を含めて、別途発行されている特別資料No.473「規則-前文・本文-(第2版)」及び特別資料No.536「付属書III~VIII(第7版)」の3つの特別資料から構成されるものとなっており、合わせて活用していただきたい。
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