特別資料No.375 マレーシア 2013年労働安全衛生(有害性化学品の分類、表示及び安全性データシート)(2013CLASS)規則及び産業実務規範(ICOP2014)

資料内容  2014年12月発行(会員価格16,000:非会員価格32,000)

マレーシアには一般工業化学品を幅広く規制する法律はなく、労働者を危険有害化学物質から保護する観点から、欧州指令67/548/EECを参考にして、分類・包装・表示と安全性データシートに関して、「1997年労働安全衛生(危険有害化学物質の分類、包装及び表示)規則」が1997年4月10日に公布され、同年4月15日から施行されました。また、2013年10月11日に上記規則を置き換える「2013年労働安全衛生(有害性化学品の分類、表示、及び安全性データシート)規則」(以下「CLASS規則」という)が公布され、2013年10月12日から施行されました。

 

今回、2014年4月16日に労働安全衛生局(DOSH)はCLASS規則に基づく要件を満たすための法的拘束力のある文書である、化学品分類及びハザードコミュニケーションに関する産業実務規範(以下「ICOP」という)を公表しました。その後労働安全衛生局(DOSH)はCLASS規則に従うための十分な時間を持つことを確実にするために、ICOPが官報告示された日から1年間の準備期間を設定しました。この結果CLASS規則は2015年4月16日から正式に運用が開始されることになります。また、CLASS規則に従い化学品の製造業者及び輸入業者は現行年の有害性化学品のインベントリーを翌年の3月31日までに送付することが要求されますが、最初のインベントリー届出は、2015年のインベントリーに対して2016年(2016年3月31日までに届出)から始まることが明文化されました。

CLASS規則及びICOPは、国連GHS文書改訂3版に準拠していますが、EUのCLP規則に合わせて採用していないハザードカテゴリーがあります。また表示及び安全性データシートでは自国語(マレー語)と英語の併記が義務付けられているので注意が必要です。

本資料は、CLASS規則の全文とICOPの一部を翻訳して紹介しています。本資料がマレーシアとの取引き及びマレーシアでの事業のお役に立てば幸いです。

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